今後の時代のマーケティング戦略の主軸

今後の時代のマーケティング戦略を鑑みる上で、いかに「VR技術」を用いて「フリーミアム(無料だけれど中身はプレミアムで有料レベルのものであるという、ウェブマーケティング戦略におけるランディングサイト構築戦略の基本)」のコンテンツの質を、より現実の体験に近い形でプロデュースしていくのかということは、とても重要なものになっていくだろうと思う。

これは何もコロナ禍以降の産業構造の変化ということだけでなく、テクノロジーの進化や変化、イノベーションによってもたらされる産業構造変化に対応していくというよりメタフィジカルな視点でとらえなければならないテーマだ。

私自身がこの数年間ずっとVRにこだわり続けている一つの理由も、ウェブのマーケティング戦略において、フリーミアムな体験をもたらす上で、VRでの体験は確実に大きな差別化要因になるであろうということにある。

これまでの研究の中でも、VR技術は現時点では、参入障壁も比較的高く、また、コンテンツを体験する側の体験の質も投資効果が非常に高いものがあることは確信している。

私自身、あまりコロナという状況をマーケティング戦略の中の関数として組み込むことは好きではないし、またそれは本質的な解にならない(そこから新しい価値を生み出すことにはならないであろう)ことは直感的に感じているので、あくまで地に足をつけた、技術革新がもたらす市場構造の変化に焦点を当て続けていきたいとは思っている。

私自身は主に「教育」というテーマについて昔から人生の中核的なテーマを背負うことが多いのだが、今回のVR事業を中核においた新しい会社のシステムは、確実にこれまでの経営上の研究と、実践をさらに一歩前に進めていくことになると強く感じている。